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シュナの旅 ( 宮崎 駿 )

宮崎吾郎監督の映画「ゲド戦記」の原作のひとつです。 <br /> <br />話のクオリティが高い。なんどでも読み返せ、 <br />なんどでも感動して泣けます。 <br />解釈やアレンジを加えているので、話が、非常に濃厚です。 <br />また、宮さんの絵の書き込みかたも半端じゃないです。 <br /> <br />ちなみに、この作品は一度だけ、 <br />ラジオドラマになったことがあります。 <br />シュナの声は、松田さんでした。 <br /> <br />

 宮崎さんの原点といえば、ナウシカ以前に、「未来少年コナン」や「太陽の王子 ホル <br />スの大冒険」を忘れてはならないけれど、本の形で、コンパクトに彼の世界観・人間観が <br />語られているのがこの『シュナの旅』。 <br /> <br /> 原作版ナウシカの「墓の主」と同じように、ここでは人間が自分たちの力を譲り渡して <br />しまう存在の象徴として、最後に「神人」が現れる。この神人によって、人間は自分たち <br />の本当の意味での生きる力を奪われてしまう。しかも、神人は、人間そのもの(!)をエ <br />ネルギー源にして生きる存在だ。(こうしたところも地球上の全生命と引き替えに人類の <br />生き延びを図ろうとする墓の主と共通点がある) <br /> <br /> この本には宮崎さんがほかの作品でも一貫して訴えてきた、人が人を犠牲にして生き延 <br />びるというあり方を拒否し、人間が自分自身の力で自然やほかの人々と関わりながら、よ <br />ろめきながらも勇気と知恵をもって様々な課題や困難を乗り越えていくことが生きるとい <br />うことなんだよ、というテーマのエッセンスが描かれていると思う。 <br /> <br /> 自分の原点を語った講演の中で宮崎さんは、「ぼくにとっての土台は、なんのために生 <br />きていこうとするのかわからないままさまよっている人たちに、元気でやっていけよ、と <br />いうメッセージを送ることなのです」と語っていて、もちろんそのメッセージはほかの様 <br />々な作品の中にも流れているけれど、それがストレートに描かれているこの「シュナの旅」 <br />という佳品をアニメ化することで、それを多くの人に訴えて欲しかった。 <br /> <br />息子さんの「ゲド戦記」の原案うんぬんという余計な情報ぬきで、作品に素直に向き合っ <br />て欲しいな。私にとっては、宝の一冊です。 <br />

ゲド戦記の原案となっていることで、再読してみました。 <br /> <br />世界観はナウシカに近いと思います。 <br />もちろん原案になっている映画ゲド戦記にも非常に強い影響を与えています。 <br /> <br />暗い世界の話ですが、主人公たちの前向きさに心打たれます。 <br />ナウシカもそうですが、宮崎駿の原作マンガは非常に深淵な <br />テーマを扱っているとおもいますが、こちらも同じようにいろいろ <br />考えさせるものです。

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シュナの旅&nbsp;&nbsp;&nbsp;宮崎駿が描き下ろしたオールカラーの絵物語。1982年「アニメージュ」にて『風の谷のナウシカ』の連載を開始したのとほぼ同時期に描かれた作品である。水彩の淡い色をいくつも重ねて着色した絵が美しい。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られている姉妹と出会う。彼女らを助けた後、ひとりでたどり着いた「神人の土地」で、金色の種を見つけるが…。どんな状況にあっても、生きようとする人間のたくましさ。強い心だけが生みだすことのできる、やさしさ。そして、弱さと無力さ。宮崎は、短い物語のなかに、そんなものを、ただそのまま描き出してみせる。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;世界観の作りこみとそれを表現する絵の力は圧巻。特に「神人の土地」にあふれる虫、植物、巨人、月の造形には、一切の迷いが見らない。彼の頭のなかに広がる原風景を見せられているようで、生々しいほどの迫力に満ちている。死と生、喜びと恐怖の一体となったこの世界観は、以降の宮崎作品にも幾度となく登場する。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;チベットの民話に感銘を受けた宮崎が「地味な企画」ということでアニメ化を断念し「自分なりの映像化」を行ったものが、本作である。だがアニメという万人に向けた形をとっていれば、また違うものになっていたはずだ。淡々と、厳かに物語が進行する本書の独特の雰囲気は、絵物語という形態であればこその魅力といえるだろう。(門倉紫麻)
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