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国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて ( 佐藤 優 )

 「獄中記」を読んだ事で 佐藤優という人に非常に興味を覚えて すぐ本書を手に取った。読み出したら 止まらなかった。 <br /> <br /> 「獄中記」と時期は全く重なっている。但し 「獄中記」では書かれていなかった 検察官とのやりとりが 本書の白眉である。 <br /> <br /> 主人公と対決する検事というと「罪と罰」に始まる 人間ドラマだが 本書のドラマには 非常に清々しいものがある。 <br /> 主人公と検事は利害が相反しており 語られる内容も 「高度にドロドロした」ものだ。しかし そんな対決の中で 両者が友情を育てていく姿は 感動的である。両者とも かたや検察、かたや容疑者という極めて微妙な立場ながら お互いにその立場を超えたところで 人間として 語り合っている部分は実に読ませる。お互いにリスクをとりながら相手を思い遣る姿には 若干目頭すら熱くなった次第だ。 <br /> <br /> 本書はノンフィクションだ。但し ノンフィクションが語る話が「真実」であるかどうかは また別なのだと思う。佐藤優が言う通り 本書が真実だったかどうかが分かるのには まだまだ相当の年月が必要なのだと思う。 <br /> その意味で 本書の評価も まだまだ将来に行われるべきなのだと強く思った。 <br /> <br />

知的興奮。追い詰められた者のシリアスな。緊迫した。なにかフィクションじゃないなあ。 <br />そういうような形容詞が思い浮かびます。 <br />結局は真相は藪の中。倫理的に外交官が超重要な機密と思しきことを表に出してよいのか(何十年も前のことではなく現在進行形と言えることに関して)。などの意地悪い言いようもできますが、それらを抜きにしてこの本はすごい。また、筆者をはじめとして実際に日本を動かしている人間はこのような人たちなのか。というような面も知れました。 <br />読むためにはそれなりの時間と知識が必要かもしれませんが、読む価値は十二分かと思います。

間違いなく著者の佐藤氏は優秀だし、国益のためにインテリジェンス(情報)の世界に身を投じたのだと思う。 <br />その活動の中で著者のやったことが法律を逸脱しているか否か、は見方によりいろいろだろうと思う。表沙汰になるか、犯罪になるか、ならないかは本人もおっしゃる「時代によりかわる」のかもしれない。 <br />私が読後、深く考えてしまったのは周囲の人々の動きだった。わざわざ証言にたってくださった外国人教授から、逃げ出す外務省高級官僚まで。獄につながれた人を前に、ある人は助けに走り、ある人は自分の責任もなすりつける。ひとりひとりの肩書きとは無関係な人格が出ることだ。 <br />著者のいうとおり「歴史に名を残すとしたら」自分ならばどうするか、考えさせられてしまった。 <br />

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