ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前 みんなこんな本を読んできた ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前
 
 
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ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前 ( 塩野 七生 )

 カエサル登場という、シリーズを通して私が最も期待していた上下2巻がこの作品。塩野さんの歴史に対する真摯な姿勢と豊かなイマジネーションが結集されたクライマックスとして、期待通りの読み応えがありました。<p> たった一人の男の想像力と行動力が「パクス・ロマーナ」への道を開く。その視野の広さは、カエサルの、自己も含めた徹底した人間洞察力がなせる離れ業だった……。カエサルのカエサルたるゆえんが納得できる名著です。<p> 人は自分が見たいと思うことしか見ない……。大いに反省させられる言葉ですが、カエサルと凡人との違いを決定付けるこの「眼力」の違いに着目し、軸足を動かさずにカエサルに肉薄しようとする塩野さんの決意のほどが伝わって来ました。<p> 教育熱心な母アウレリア、息をのむような戦いを通じカエサルも一目を置いたガリアの英雄ヴェルチンジェトリクス、おそらく主義の違いを超えて人間の大きさに嫉妬したであろうキケロ。登場人物の一人一人が古代ローマという舞台で、生き生きと人生を演じる息吹が感じられます。

ローマ人の物語、文庫化してから買おう…と思っていたのですが、<br>どうにもこうにも「勝者の混迷」以降の文庫化が進んでくれないので、(近日されたようですが、遅い!)とうとうハードを買いました。<p>しかし、買って悔いナシです。<p>二冊あわせると広辞苑ばりの厚さになるのですが、上下巻一気でした。クロス・ザ・ルビコンで切られたら止まれません!<p>カエサルという男の魅力と、<br>もちろん彼の行動の政治的意図も絡め、<br>塩野流に描き出す、怒涛のローマ世界。<br>混迷の時代を超え、安定までもう少し…という、一番不安定な時期のローマに現れた英雄、どうしてこんなに有名なのか気になる人も、これを読めば納得。<br>男も女も魅了されたローマ人のなかのローマ人、いい男です。

 早速の手配うれしく思います。書籍の梱包状態や配送の期間など申し分ありませんでした。本の内容と直接関係ありませんが、カバーに帯が付いていなかった事が気になりました。でも、読みたかった本が自宅にいたままで手に入る幸せを実感しています。というのも、田舎では欲しいと思う本を入手するのに苦労しています。

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ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前
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