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フィッシュマンズ全書 ( 小野島 大 )

手にとってまずはその厚さにびっくり。でも、洋書のようなデザインがとても上品だ。表紙写真は佐内正史の撮影した寂しい風景。どういう経緯でこの写真になったのか気になるけど、いい雰囲気だと思う。フィッシュマンズがデビューしてから佐藤君が亡くなり、そして復活して現在までの歴史を、当時の雑誌に掲載されたインタビューを中心に追ってゆく、という内容で、4段組で400ページもあるので、全部読むにはしばらくかかりそうだ。付録についている年表の、詳細なライブの記録(曲目も)もすごい。フィッシュマンズのファンなら読まないわけにはいかないでしょう、これは。

 この値段は一冊の本としては高いように思ったが、実際に手にとって、決してそうではないと思った。 <br /> <br /> 結成して最初のインタビューからインディーズ時代、メジャー・デビュー後、そして佐藤伸治の死から昨年の再結成まで、インタビュー、ディスクレビュー、エッセイ、評論、対談、ファンクラブ会報記事など、彼らに関するあらゆる記事から編者が選んだものを年代順に掲載、さらに書き下ろし評論が三つ(そのうちひとつは、かの菊地成孔によるもの)、書き下ろしエッセイやイラスト、そして草野マサムネやチバユウスケ始め関係者によるコメント、資料篇(年代記、コンサート・スケジュール、セットリストなど)などで構成されている。400ページという量は、実際みるとなおさらすごい。 <br /> <br /> 再録記事に関しては、よくぞこれだけの量を集めたと感心する。編者によれば、これでも半分近くを割愛したという話だが、かなりのマニアでもここの収められた記事を全部読んでいる人など、まずいないと思われる。まだ全部を読んだわけではないが、こんな記事があったのか、佐藤伸治はこんなことを喋っていたんだと思うことしきり。 <br /> そして何より圧巻なのが、巻末の資料編。かなり細かい活字でぎっしりと詰め込まれ、追っていくだけでもぐったり疲れるほどの情報量と密度の濃さ。マニアなら、これだけでも価格分の価値はある。 <br /> 書き下ろし原稿やコメント記事もそれぞれに興味深い。とくに後期フィッシュマンズの論考と、後期レコード会社ディレクターのインタビューは面白かった。 <br /> 表紙の写真もフィッシュマンズとは何の関係もない(と思われる)のに、フィッシュマンズの雰囲気をよく表していると思った。 <br /> <br /> 総じて、フィッシュマンズのファンなら、CD1枚分以上という値段も高いとは思わないと思う。

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