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となり町戦争 ( 三崎 亜記 )

となり町との見えない戦争、地域活性のために行われる業務としての「戦争」を描くという斬新な題材を選んだことは素晴らしいと思います。<br /><br />が、皮肉にも「となり町」という設定によりリアルさ(この言葉は主人公により幾度も使われます)が失われているように感じました。<br />となり町という距離、ましてその町に潜入しながらひとつも銃声を聞かないというのは有り得ないと思ってしまいました。戦死者は出ているので、余計に疑問として残ってしまいました。<br /><br />また後半からは主人公による哲学独白になってしまい、中途半端に恋愛の要素も絡み、肝心の戦争がおざなりになってしまったように思いました。<br />正直、性的な描写はいらなかったと思います。急に難解な表現や単語がまじり、この辺りの描写に変に力が篭っているのがわかります。<br /><br />新人賞受賞作なので仕方ないことと思いますが、文章力、説得力は今ひとつに感じました。<br />情景描写ではなく、会話や独白で設定説明がなされるので、無理があったと思います。<br /><br />とはいえ、本当に題材の着眼点は秀逸だと思うので、今後も見守りたい作家さんです。<br />

香西さんって、主人公にとってなんなんだろ?と言うのが読みながら感じていたことです。 <br />業務として主人公と一緒に住んで、業務として主人公と繋がって(筆者はこういう表現をしていた)、 <br />最後に業務以外で繋がり、心もつうじたのかな? <br />と思ったらとなり町の町長の息子と結婚するってそりゃあんまりだ。 <br />主人公の立つ瀬がないじゃないか。 <br />終章って文庫書き下ろしが別の視点から書いていて面白かった。

 ハードカバーで出た時に、タイトルだけ聞いて「コレはっ」と興味を持っていたのですが、結局読めないでいたら、今回文庫化ということで購入に至った次第であります。 <br /> 「となり町との戦争がはじまる」というはじめの一文がまずインパクト。そして、形の見えない戦争、実態の感じられない「戦争状態」の中で、リアルな戦争とは何なのか、そしてそこで失われていく人の生の重み、などについて考えさせられる、まさに「ヤルナ」という構成です。 <br /> 映画化公開もされるそうで、そのタイアップなのか、書下ろしも収録されています。

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