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NO.6(#5) ( あさの あつこ 影山 徹 北村 崇 )

矯正施設への侵入、というよりは、人狩りで狩られて放りこまれたわけですが・・・。 <br />その場所で紫苑が見たものは、地獄のようなありさまでした。 <br />動物のように狩られた後は、死体と怪我人の山の上に、ゴミのように落とされます。 <br />なすすべもなく死んでいくものたちの中で、ネズミは確信を持って細い道を進みます。 <br /> <br />4巻目は矯正施設へ入るところで終わっていましたが、結局そこからあんまり進んでない感じです。 <br />ラストに垣間見えた紫苑の変化と、ネズミの秘密がこれからどう展開していくのか、とても気になります。

ある日、紫苑の友人・沙布が矯正施設へと連行された。その事を知った紫苑は、ネズミと共に矯正施設の内部へと潜入する。そこは死の臭いしか感じられない空間。入ったら最後、2度と出る事は出来ない。彼らは、そんな危険な場所から沙布を助け出す事が出来るのか――。 <br />面白いです。本を読むのが遅い私でも、1日で半分も読んでしまいました。緊張感漂う内容で、紫苑が感じる不安を私まで感じてしまったようです。 <br />生きているのか死んでいるかわからない人の山を自らの手や足を使って登らなければならない場面では、紫苑の心の葛藤がキュッと胸を締め付けました。自分の決意は、どれほど甘かったのか。ここから漂ってくる血と汗の臭いをかいで、よりそれを自覚した紫苑は、もう1度この場所に来たネズミと、甘い覚悟でこの場所に来た自分を天と地ほどの違いで見ていました。そこが何とも言えず、ただ、うんうんとうなずく事しか出来ませんでした。私だったら、こんな場所に来て、もう1度行きたいと思うだろうかなど、色々考えさせられました。 <br />これは書評にするのが難しいほど、生と死について書かれている物語だと思います。

紫苑とネズミの仲はますます強く結ばれていっています。ネズミだけでなく、絶対的に他人を信用できないはずの西ブロックの人々もどうしても、心開きたくなる紫苑はすごい!! <br /> <br />たしかに同性愛っぽいなって、感じるところもあります。でも、これがどちらかが女の子だったとしたら、もっと早くに恋愛に関わる醜さっていうか、ベタベタ感みたいのが出てきてしまって、物語のおもしろさも半減しそう… <br />と、ちょっと想像してみて感じました。 <br /> <br />そういうところも含め、人間関係だけじゃなく、生きることについて考えさせられます。 <br />どれだけの人が、死にたいくらいの思い・死ぬ思い、してもしっかりと生に喰らいついていけるのだろう…

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