富の未来 上巻 みんなこんな本を読んできた 富の未来 上巻
 
 
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富の未来 上巻 ( A. トフラー H. トフラー 山岡 洋一 )

圧倒されるような膨大な知識と洞察の集大成であり、読み始めてから読了まで数週間もかかったが、さすがにトフラーの著作だけあって素晴らしい内容だ。「未来の衝撃」や「第三の波」で展開した文明論は、そのスケールの大きさで世界中に衝撃を与えたが、それに準じた影響力を本書でも感じることが出来て嬉しい。そういった威力を25年以上も持ち続けているのは、文明と正面から取り組む力量を持っている、トフラーという未来学者の学識の深さのせいだろうが、彼自身の年齢から来る衰えを夫人のハイジと、娘のカレンが手助けして補っているらしい。何しろ1928年生まれのアルビン・トフラーは78歳のはずだからだ。一家をあげて文明の問題に取り組むという様子をみると、凄い家族だという印象が実に痛烈であり、この本が彼の思想の総まとめの遺書なのだろうと連想した。だから、本書のテーマとして家族労働やNPOなどに触れていて、本当の富や価値は目に見えない形で存在しており、表面的なものに惑わされてはいけないという、協力者たちの声が込められているように感じた。それだけに、これだけの本を読むのに大変苦労したが、トフラー一家の皆さんご苦労様でしたと言いたい読後感を持ち、日本では毎日大量の本が出版されているのに、どうして日本に文明に正面から取り組んで、世界に通用する論理を展開する人間が登場しないのかと寂しくなった。理念も指導力もない安倍でも首相になれるという、島国日本の悲哀が漂っているのと共通の貧しさが、モノ作りと輸出がカネを稼ぐのに忙しい、エコノミック・アニマルの国民性を反省させられ、21世紀の日本はどうなるのだろうと心配になる。そんな価値と富の支配する国の在り方に対して、この本は無言の批判を伝えているのかもしれない。挑戦に値する洞察に満ちた本であると強調したい。

基礎的条件の深部にある時間・空間・知識が大きく変化を起こし、その変化への反応がファンダメンタルズの変化として表面に現れているという趣旨の内容が、延々700ページに亘り展開されます。 <br /> <br />印象に残ったのは、「生産消費者」という考え方。 <br />以前は企業の中で人を雇って対応した仕事が、WEB技術の進歩で、各個人によって負担されるようになっています(飛行機などの予約や、各種手続きなど)。 <br /> <br />個人が企業の代わりに働いてあげているわけですが、それらはGDPに計上されることはありません。 <br />これはほんの一例で、今までの枠組みが大きく変化してきている事例が次々に取り上げられています。 <br /> <br />膨大な調査にもとづき多大な時間をかけた著作です。読み応えのある内容ですが、上巻で衝撃を受けた割りには、下巻がやや冗長に感じた点が残念でした。

圧倒的にホンモノでした! <br />一体、何なんだこれは!?と呆然。 <br /> <br /> <br />「基礎的条件の深部に注目すると、 <br /> 意味をなさない混乱状態だと思えたいまの世界が違ってみえてくる。 <br /> 混乱はものごとの一面でしかなかったのだ」 <br />                      (アルビン・トフラー) <br /> <br />こういうものが見えてくるようになると爽快でしょうね〜^^ <br />憧れます。 <br /> <br />こういうホンモノに触れて、自分をレベルアップさせたいものですね。

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