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オール1の落ちこぼれ、教師になる ( 宮本 延春 )

中卒で「超」がつくほど落ちこぼれだった著者が、難関大学に合格し、高校の数学教師になるまでの半生をつづったノンフィクション。 <br /> この著者のように、勉強というものは、やれば誰でもある程度はできるようになる。しかし、当たり前のことだが、誰でも東大や名大に入れるわけではない。この先生の場合は、小学校の時に勉強嫌いになり、いじめも重なってまったく勉強をしなかったために落ちこぼれになってしまったのだと考えられる。もともとは頭のいい、やればできる人だったのだろう。 <br /> 偏差値でいえば、60レベルの中堅大学なら誰でも正しい勉強をすれば入れるはずだと私は信じている。だが、70を越える難関大学となると、そうはいかない。ある程度、生まれつきの頭の良さも必要になってくる。 <br /> そういう意味で、この本から受け取るべきメッセージは、「勉強は、正しい方法で一定の期間やれば誰でもある程度できるようになる」というものである。間違っても、どんな落ちこぼれでも名大に入れるなどと錯覚すべきではない。 <br /> もうひとつ、付け加えておきたいのは、この著者は物理学を愛していたということである。物理学を本格的に学びたいという強い情熱を持ち続けていたからこそ、仕事以外の空き時間をすべて勉強にあてるということができたのだろうし、定時制高校から現役で名大に受かるなどという離れわざをやってのけたのだろう。まさに、「好きこそ物の上手なれ」という言葉がぴったりである。 <br /> 好きなことを見つけること、情熱を持ち続けることの重要性がよくわかる本である。

 宮本氏の挫折・努力と忍耐・そして結果については、全て過去レビューに語りつかされているので割愛。 <br />前半もすごいが、後半の教師としての教育に関する考えが、特に素晴らしいと思った。 <br /> <br />「どんなにひどい子供でも、根はいい子なんです。何をしても許し、寛大に受け止めよう」 <br /> <br />こんな『いいオトナ』なコメントをする教師が多い中、彼は鬼と仏の顔を交互に使いながら落ちこぼれを引き上げ、 <br />学力どころかヤル気の無い人には、非常に厳しい態度を示す。 <br />文中にもあるが、一部の人は「あんた、元落ちこぼれだからこそ、落ちこぼれに優しくなれないのか?」 <br />という周囲の言葉を聞きながらも、その教育姿勢を崩さない。 <br />なぜなら、元落ちこぼれだからこそ、その苦しみ・つらさ・学校を卒業しても続くイバラの道を知っているのだから。 <br />とにかく「子供に寛容であれ」と常に笑顔でいたり、「ガキこそスパルタだ!」と声高らかに叫ぶ <br />ステレオコメントが多い近年。 <br /> <br />宮本氏のような『学ぶ権利と学ぶ義務、そして大切さ』を明確に示す、優しさと厳しさが必要なのではないだろうか。

著者の集中力・持続力・(特に)決意にはホント驚かされました。だって23歳で九九が言えないのに県下トップクラスの大学に入ろうなんて、普通は思いませんよね?大体は途中で決意が揺らぐものですが、この方は一切ぶれずに邁進して夢を実現させる事に成功させちゃったんです!半端ない精神力です! <br />集中力もまたスゴイ!仕事して少林寺の道場に行って勉強してって、普通の人は疲れて何も出来ませんよ…。勉強に専念するために仕事を辞め、学校の助手をしてわずかながらの収入で勉強していた時も、日に二回トイレに立っただけであとはずっと勉強してたらしいです。10代の頃に楽器の練習で、本当に指から血が滲むまでやったなんて逸話も載っていますから、集中力は常人の域を超えてます…凄すぎ! <br />効果的な勉強法や心構えなども書いてあるので、勉強のことで悩んでいる人は必読ですね。また内容が内容なので、年齢が引っ掛かって何かに挑戦するかしまいか迷っている人にもお勧めしたいです。 <br /> <br />『俺は23で九九も言えなかったんだから、君たちの方がずっと優秀だ』 <br /> <br />生徒にしてみたら、これほど説得力のある殺し文句はないですね。 <br />ドラマ化とか映画化とかされてもっと多くの人に知ってもらいたいです。

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