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読書について 他二篇 ( ショウペンハウエル Arthur Schopenhauer 斎藤 忍随 )

本は他人の思考の結果であること、多読は精神から弾力性を奪うこと、自身で思索することの重要性をくり返し説く。 <br /> <br />100年も前に書かれたものだが、情報に溢れる現代を予見していたかのごとき意見に溢れている。痛烈な彼の言葉は、はじめ耳に痛く、やがて僕の中で偉大な財産へと変わった。斎藤忍随による良質で読みやすい訳、あとがきも含め、自信を持ってお薦めできる名著。この本を丸ごと、読書にまつわる名言としたいほどである。

本屋で何気なく買った本だが、翻訳も読みやすく100年以上前に書かれたものとは思えないほど現代にも当てはまる。 <br />「思索」、「著作と文体」、「読書について」の3部作で構成されている。 <br /> <br />「思索」、では、多読が精神から弾力性をことごとく奪い去り、自ら思考することを抑制することを述べ、真に物事をながめること(例えば旅をすること)は思索する多くの機会を与えることを指摘している。かと言って普通の時間は読書に宛てるべきと決して読書を否定はしていない。何時も思索できるとは限らない。思索したことを書き留めておくことも少しそれとなく書かれている。要は読書で他人の知識・力を頼るだけでなく、自らの頭で物事を考えよということである。 <br /> <br />「著作と文体」では、国語(ドイツ語)の乱れを指摘すると共に、最近の発言であれば、常により正しく、後から書かれたものならば、いかなるものでも前に書かれたものを改善していると思い込み新刊をむさぼり読む民衆の愚かさを憂いている。。。まるで今の日本と状況は似ているのではと思わせるもの。生き残っている古書はそれだけ世の人に認められた内容であり、読む価値はあると指摘している。ブームとなって飛びついた本がどれほど本屋の棚に残っているか。。。見れば納得する。 <br /> <br />「読書について」では「思索」の裏表であり、自分で思索する仕事をやめて読書に移る時、ほっとした気持ちになるのは、読書はものを考える苦労がないからである。読書の後にさらに考えることの大切さ、二度読みの効用も記載されている。 <br /> <br />あくまでも自分が主役となって主体的に良書を選択し、読書と思索をバランスよく行うことが大切だと気づく。(薄く!)読みやく、ためになる、一読の価値はある。

我々は、というより特に日本人は、書物によって知りえたに過ぎない知識や思想をまるで自分のものになったかのように誤解しがちである。だが本書でショーペンハウアーは、あらかじめ自ら思索しようとせずに最初から本に頼る書籍思想家たちの甘い考えを砕いていく。ぼく自身もこれから本を大量に読んであらゆる考えを手に入れようと思っていたが、本書を読んで考えを改めることができた。これまで多読によって得てきた思想が、本当に自分のものになったのだろうか?と自問してみたくなったのである。これから読書しようと思う人や、哲学や物理学などの高度な理論体系を身につけたい人、また人生について考えたい人にとっても必読の書だ。

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読書について 他二篇
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