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論語 ( 金谷 治 )

 論語の解説書は多く出版されているので、内容を詳しく知ろうと思えば、解説書を読めばいいと思います。この本はできる限り、訳を単純にしているのでわかりにくいということもありますが、その分、奥が深い味わいがあります。 <br /> 特に書き下しで読んでみると、論語というのはなんともいえないよさがあります。ですから、基本は書き下しで読んでみて、意味のわかりにくいものは訳を参考にしてみるという読み方がよいと思うのですが、この本はそうするのにもってこいだと思います。

 いろいろ論語を読んだ後にこの本を読むと、違和感を感じます。訳が簡単で口語調に過ぎている感じはあまり良いものではありません。訳に深みが無くて・・・。とは言っても初めての人には安くて手頃かも知れません。 <br /> <br /> 個人的理由で読んでいませんが、講談社学術文庫から出ている加地伸行著の論語の方が良いかも知れません。最近出たばかりだし・・・。この著者は多分に漏れず癖がありますが、基本的部分は割りと上手く解釈している様に見えます。 <br /> <br /> 古典は奥が深いので、長い付き合いをした方が良いですよ。

『論語』は孔子の言行録であり、『大学』『中庸』『孟子』と並び中国「四書」の中でも最も有名です(金谷治訳注、岩波文庫、1999年)。 <br />冒頭の「子曰、学而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而慍、不亦君子乎」(先生が言われた「学んでは適当な時期におさらいする、いかにも心嬉しいことだろうね。だれか友だちが訪ねてくる、いかにも楽しいことだね。人が分かってくれなくともきにかけない、いかにも君子だね」)の箇所は名画『たそがれ清兵衛』の寺小屋で子どもらが習うシーンでおなじみ。 <br />ここで興味深い点は『論語』や『大学』のような巳を修め、人を治めるエリートの学問として儒教があることであり、これは古代ギリシア思想のあらゆる市民が自由と平等であるという自覚の下に、市民は治政と審判(行政、立法、司法)に参加するのが権利でも義務でもあるとする考え方ではなく、エリートが自らを修め、家を修め、国を治めるという考え方の相違があって、やはり東洋思想は専制君主の下での庶民への治世とリーダーの教養を説いている点で異なっており、中国の歴史も、西洋的民主主義ではなく、上からの改革であり、「革命」も天の命によって民衆を裏切るような皇帝は放逐されるべきであると考えることです。このことは中国や台湾やシンガポールの華人社会を考える上で重要なだけでなく、その影響下で育った韓国・朝鮮、日本の社会や思想を考える上でもヒントになると私は考えています。 <br />

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