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武士道 ( 新渡戸 稲造 矢内原 忠雄 )

古来の日本が培ってきた武士道の精神がよくわかるが、文章は結構難しい。 <br />西洋人に紹介するために書かれているので、西洋の古典についての知識がないと <br />わかりつらいところもある。 <br />またこれだけ高潔なことを紹介しながら、実際に日本がやったことは、植民地の流れに乗り帝国主義のアジアへの蛮勇であり、矛盾を感ずる。 <br /> <br />義や勇や仁などはよくわかるのだが、名誉のために切腹するのを肯定することについては <br />私は同意しかねた。 <br />男の弱さを肯定しない社会通念が、男達がどれだけ男を強がらせ、弱い男が自殺してきたか。 <br />私だったら、生き恥をさらして皆から嘲笑されても生きる道を選ぶ。

「武士道」は封建社会の遺物であり、現代の生活には馴染まない、そんな先入観を持って読みました。が、書かれている事は、武士道が古から日本人の道徳観念を支えていたという事実であり、その書かれている事は本質的で、現代の生活そして生きていく上での姿勢にも十分参考になるものでした。 <br /> <br />筆者も認めているように、かつてでも武士道を誤って認識している輩も多かったらしい。例えば、切腹についても軽軽しく腹を切って済ます(それでも凄いけど)ことで潔さを表しているが、本来はそれは犬死であり、軽軽しく死を扱わないことが本来であること。切腹をするからには、その武士道の精神に則った大儀があるべきことが書かれています。武士道にはそのような側面があることや、解釈に誤解があったこととあわせて論じているので、一層武士道の本質が判りやすくなっている印象でした。 <br /> <br />前書きにもありますが、日本人の道徳教育は何によってなされてきたかを、異国の人に説明するために書かれた本です。ですので、外国(主にヨーロッパ)の宗教(=キリスト教)や哲学との比較、引用が多く、改めて納得できる事例も多いです。改めて筆者である新渡戸稲造氏の博学には驚かされました。しかも文章も非常に綺麗!本当に凄い人ですね。 <br /> <br />私のように何も知らない人間は、「武士道」と聞くだけで右翼的なイメージを持ってしまいます。そのため、この名著と接する機会を逸してきたことを考えると、その本の本質である「日本人の道徳観念」の方を題名とする方が、現代では読まれる機会が増えるのだろうに、とも感じました。 <br />本当は、そんな世の中への迎合より、「武士道」という観念が広がっていくことを願っていますが…。 <br /> <br />とにかく、一度読んでみることをお薦めします。 <br /> <br />

武士道の本というと、もっと右寄りの偏った論理で進まれていると思いきや完膚なきまでにその誤った予測を否定された。グローバル的な大きな視野、知識、見聞のもと書かれており、通常の(というと語弊があるかも知れないが)人のレベルでは到底及ばない量、質、範囲の事例を使用して武士道を説明している。その事例は日本よりむしろ海外の例に枚挙を厭わない。 <br /> <br />かつ、内容は本質をついておりまず一読するに越したことはないと思われる。 <br /> <br />批判はそれからで良い。だが、批判するのも著者の知識に及んでからと考えると気が遠くなるが・・・

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