お風呂の愉しみ : 前田京子

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お風呂の愉しみ ( 前田京子 )

手作り石鹸や化粧水を扱った本は数あれど、これほどまでに自然や天然にこだわったスキンケア用品が紹介されているのは、この本しかないでしょう！ カラーページには色とりどりの石鹸・リンス・バスソルトが載っていて、見ているだけでうっとりしてしまいます。 石鹸の作り方が詳しく載せられているので、思い立ったらすぐにでも石鹸作りができてしまいます。スキンケア用品のレシピのみならず、著者・前田さんの生活スタイルも垣間見る事ができ、その素朴さと洗練にうっとりです。 自然派化粧品や手作りがお好きな方は、ぜひ。

この本を読んで、石けんを自分で作ってみたいと思いました。書いてあるとおりに作るだけで、今まで使ったどんな石けんよりもイイものが出来ました。石けんだけでなく、シャンプーやリンス、入浴剤、化粧品など、この本に書かれてあるものすべて作ってみましたが、市販品に劣るものはありませんでした。自分で作るので、市販品のように、何で出来ているのかわからないということがありませんので、安心して使うことが出来ます。レシピも多く、手作りの楽しさや、素晴らしさを感じさせてくれる一冊です。

石鹸に限らず、シャンプー、化粧水などの作り方が掲載されています。 間違えたり困ったりし易い事例もきちんと フォローされていて安心。書店で手に入る本の中では 一番詳しいのではないでしょうか。ただ私の場合、石鹸作りは作者が言うより高くつきました。 私は二度作って二度とも失敗しました。 一度目は温度計を一つしか用意しなかったから、二度目は安物の油を使ったのが原因です。 道具が一通り揃っている家庭ならともかく 新しく購入するとなると結構な額になります。惚れ込んでいる本なので諦めはしませんが、注意力を要する作業なので 本の通り丁寧にやらないと成功は難しいようです。

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外国旅行していて一番恋しくなるのは日本のお風呂、という人は多い。たっぷりしたお湯に身を浸すと、一日のどんな疲れも湯の中に流れていってしまう。でも、リラックスするためのお風呂なら、本当に体にいいものだけを使いたい。    北米やヨーロッパでは、自家製の石けんやシャンプーを作ることは伝統的な手工業として多くの家庭で行われている。100％オリーブオイル、苛性ソーダ、精製水、それに家庭にある台所用具を使えば、簡単に石けんは作れるものなのだ（しかも、100グラム100円、思いっきり贅沢しても250円）。ひび割れ、手荒れをすべすべにするオリーブ石けん、髪質や色に合ったシャンプー、好みの味のさわやか歯磨き、乾燥知らずの肌を作る自家製化粧水とクリーム…。手作り化粧品は、市販製品にない満足感をもたらしてくれる。    著者は日本に石けん作りを紹介した第一人者。単行本ながら色鮮やかな写真を施した詳しい解説が行き届き、読んでいると、「作ってみたい」「自分にもできる」「作らなくては」という気にさせられる。さらに「手作りのボディケア用品は、自然の恵みの美しさと力とを、ていねいに集めてつめこんだ小箱のようなものです」という言葉に触発されて、自分を大切にする気持ちが芽生えてくるだろう。（松本肇子）

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