こんとあき みんなこんな本を読んできた こんとあき
 
 
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こんとあき ( 林 明子 )

 私は現在、高校3年生です。学校の帰りに、本屋でこの「こんとあき」を読みました。<BR> この年になって、本屋で絵本を立ち読みするというのも恥ずかしい話ですが、キツネのぬいぐるみが何だかおぼつかない感じで女の子を見上げている表紙にすごく引かれて、思わず手に取ってしまいました。<P> 高3になって、「受験、受験」と周りから騒がれて、また私自身、目の前の課題しか見えなくて、思うように行かないことばかりで、あせって、じたばたして、毎日すごく辛いです。本当に言い訳して逃げたいことばかりです。でも、この本を読んでなぜか久しぶりにほっとしました。<P> 別に教訓めいたことや、心をぐっととらえるような名言が書いてあったわけではない(私にとっては)のですが、お腹の中のサビがはちきれてゆくような、不思議な気持ちがしました。<P> 私には「こん」のように「大丈夫、僕が一緒にいるよ。僕が教えてあげるよ。一緒に行こう。」って言ってくれるものはいません。そういう大切なものを、自分でどんどん切り離してきていたのです。電車のドアに尻尾をはさまれたまま、二人分のお弁当を持って立っている「こん」を見て、とても切なくなりました。<P> 私が、「どうすればいいの?」って訊かないから、こんなに辛いのだとわかりました。自分が小さいということを、受け止めていないからこんなに辛いのです。先生や親の前で「夢を追いかける立派な若者」でいたかったのですが、それが何なんだ?って思いました。ちっぽけで、不安だらけがいけなくても、それが私なんだから仕方がないとわかったのちです。私はそんなに立派な人間じゃありません。「どうしたら良いかわかんない!こわい!」って言って良いんだと思いました。虚勢張って、全て自分の中で消化することなんか、私には出来ないのですから。<P> 心の負担が軽くなって、優しい気持ちになりました。この気持ちを忘れずに、頑張っていこうと思います。

産まれたときからいつもあきちゃんと一緒にいるこんは、おばあちゃんが作ったぬいぐるみのきつねです。<BR>あきちゃんといつも一緒で、あきちゃんとお話も出来ます。<BR>古くなったこんを直してもらうため、おばあちゃんの家までの冒険旅行に出発します。<BR>途中、たくさんのアクシデントがありますが、こんは健気に一生懸命あきちゃんを守ろうとします。<P>最後にたどりついたやさしいおばあちゃんの顔を見た時、私も涙が出ました。<BR>最後は本当に良かったねと涙ぐみながら思った私は、この絵本の世界にすっかり引き込まれていました。<BR>このやさしいおばあちゃんは、林明子さんのおばあちゃまがモデルだと聞きました。<BR>そして、表紙のあきちゃんの後ろに書かれているご夫婦は、林明子さんのご両親だそう!す。<P>こんなやさしそうなご両親とおばあちゃまがいらした林明子さんは愛情をたくさん受けて育たれたからこそ、たくさんの素敵な絵本をかけるのだろうなあと思いました。<BR>そして、主人公の「あきちゃん」はやっぱり幼少の「明子」さんなのでしょうか。<BR>そんなことを考えながら読むとしみじみと素敵な絵本だと思います。

赤ちゃん(あき)の子守にやって来たキツネのこん。<BR>お互いを思いやる気持ちに胸が熱くなります!<BR>あきの成長の過程が見事に描かれてる絵本で<BR>ホントおすすめです。<BR>キット、誰でもこんのようなお気に入りの人形があるはず。<BR>絵もかわいらしくて長く読める本だと思います。

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こんとあき&nbsp;&nbsp;&nbsp;「あき」のおもり役としておばあちゃんのところからやって来た、キツネのぬいぐるみの「こん」。あきが大きくなるにつれて、こんもだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまった。「さきゅうまちに かえって おばあちゃんに なおしてもらってくる」というこんに、あきは「わたしもつれてって」。2人だけの、大冒険が始まった。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;しっぽを電車のドアにはさまれたり、犬に砂の中に埋められたり…。次々と大変な目にあっても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言い続け、あきに心配をかけまいとする、こん。おばあちゃんの家を目指し、こんをおぶって広大な砂丘を必死に歩く、あき。互いを思いやるふたりの友情に、胸が熱くなる。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;なんといっても魅力的なのは、こんのキャラクター。すいすいと電車に乗ったり、おいしい駅弁に詳しかったりと妙にたくましく、世慣れしているのがおかしい。そして、必死であきを守ろうとするけなげなその姿が、読み手の心をぎゅっとつかむ。(門倉紫麻)
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