だるまちゃんとてんぐちゃん みんなこんな本を読んできた だるまちゃんとてんぐちゃん
 
 
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だるまちゃんとてんぐちゃん ( 加古 里子 )

てんぐちゃんの持っているもの一つ一つが欲しくなるだるまちゃん。<BR>子供には特に良くある事。<P>でもてんぐちゃんの発想はなかなかのもの。<BR>そこを親子で感心するのもいいものです。<P>いっぱいならべてあるものをどうやって目標のものにするか考えるのもたのしいですよ。

決して、同質性社会を助長しているとは思わない。よく読むと、てんぐちゃんが持っていても手に入らないモノを、だるまちゃん一家が総出で、手にはいるモノで工夫して代用している。そこの工夫のおもしろさ、ちょっとした我慢する気持ちが大事であり、さらに、てんぐちゃんが「よかったね」とやさしく話す気持ちも読みとれる。また、だるまちゃん家族のノスタルチックな温かい家庭の雰囲気、子どものために家族総出で大騒ぎする様子が、おもしろい作品なのである。これは、殺伐とした今の家族の風景に(子どもを大切に使用という気持ちも)潤いを与える。理屈ばっかりで子育てはできない。必要なのは愛情なのです。子ども自身が喜んで飛びつく本は、子どもが求める本です。

他者との同質性を求める日本社会のネガティブ面をそのままあらわしている作品。なぜ相手と同じでなければならないのか。私たちは個人独自のカラーを持っているはずなのに、なぜ他者でありたいと思うのだろうか。90年代から激増したいじめの一要因とも言える異質者への排除という現象は、他者との違いを認めることができない感覚を身に付けた子供たちによってなされる。この絵本のように、他人の持っているものがいい、その人と同じでありたいと思うことが、現代社会の悩める側面をつくりだしていることは否定できない。他者は他者であり、自己は自己である。個人的に、この絵本は子供に読ませたくない、仮に読ませるとしても反面教師としてでしか見せることはできない。<P> これからの世代には力強く、!!分の本来の価値を見出し、他者との違いから他者を大事にする心を持ち、自律性を身に付けて欲しいと思う。そういう観点から、私はこの絵本には賛成することができない。

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だるまちゃんとてんぐちゃん&nbsp;&nbsp;&nbsp;「だるまちゃん」は、友だちの「てんぐちゃん」のうちわや帽子などちょっと変わった持ち物が欲しくてたまらない。お父さんの持ってきてくれるものには納得がいかず、自分で工夫しながら手に入れていくだるまちゃん。最後には、てんぐちゃんの長い鼻が欲しくなってしまうのだが…。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;大好きな友だちと同じものにあこがれる、子どもの純粋な気持ちがストレートに伝わってくるロングセラー絵本。初版は1967年。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;お父さんの「だるまどん」を筆頭に、家族総出でだるまちゃんを応援する様子も、あたたかく、コミカルに描かれていく。特に楽しいのは、お父さんが色々な形のうちわ、帽子、靴を出してきて並べる場面。帽子なら、学生帽、サンタクロースの帽子、コック帽、新聞で折ったカブト…40種類近くがずらりと並ぶ。生き物ではないのに、ひとつひとつに表情があるような遊び心のある描き方は、加古里子ならでは。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は「だるまちゃんシリーズ」の1作目。シリーズにはほかに『だるまちゃんとかみなりちゃん』、『だるまちゃんとうさぎちゃん』などがある。(門倉紫麻)
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