熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 みんなこんな本を読んできた 熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理
 
 
  ●トップページ   ●研究員紹介 ●研究所規則 ●著作権・免責・リンク ●掲示板 ●更新情報
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 ( トム・デマルコ ティモシー・リスター 伊豆原 弓 )

あなたが手にする1冊目のデマルコの著作であれば良いと思います。何冊も読んでいると正直、飽きてきます。拾い読みしましたが、苦痛でした。

~本書では、リスク管理を「大人のプロジェクト管理」と位置付けて、積極的にリスクをtakeしつつ(riskなしでは価値は生まれない)上手に付き合っていくための方法を解説しています。<BR>~~<BR>リスクと向き会うためには、何よりそのリスクを認識しなくてはなりません。まずはリスクを真剣に認識しようとしないために使われる様々な言い訳をひとつひとつ潰してゆくことが最初のステップになります。そこまでだと単なる現実を参照していない啓蒙書になりそうな感じがしてしまいますが、本書ではその後、リスクの定量化・数量化まで踏み込んで解説を加え~~ています。<P>それから、リスク看過ということの本質を語るためか、冒頭に『信念の倫理』という章が置かれ、この部分が非常に衝撃的です。この元になった文章については、英語版はAmazonでも買えるようですが、1章が付録として収録されているので日本語で読むことが出来ます。~

ソフトウェアプロジェクトにおけるリスク管理、リスクテイクの重要性を訴えた素晴らしい本であることは、私も否定しません。 一方、リスクを認識しない(できない?)、あるいはリスクをテイクしない、あなたの上司であるプロジェクトマネジャーに対し、「ご説御尤も、早くこの本を読ませたかった」と、ただ溜飲を下げるだけの本であってはならないと思います。 本書の楽しさ・面白さについ眼が向きがちですが、少し批判的な目で本書を見直す必要があるのではないかと思います。<P>本書の中に効果とコストのトレードオフ(あるいは、感度)分析の章があります。そこで、コストは出来る限り詳細に見積もろうとするのに、効果(価値)になると途端に見積もり精度がいい加減になっている現実を捉えて、「コストと効果は同じ精度であらわす必要がある」という原則が提示されています。 効果予測が仮説に基づく以上、結果としての効果は、その仮説(たち)の品質・精度に強く依存します。この期待された効果が出ないことが、顧客にとってITプロジェクトの最大のリスクであるはず。 このリスクに対応すべく、「仮説・検証のフィードバックループ」を用いた仮説の品質向上、効果予測の精度向上、ひいてはこれによる経営品質改革の重要性について、本書では全く触れてくれません。 デマルコとリスターという超著名なシニアITコンサルタントの本として、この重要な点に全く言及されていないことが惜しいと思います。

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 ↑ご購入はこちらからどうぞ。
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理&nbsp;&nbsp;&nbsp;ソフトウェア開発のプロジェクト管理において、人間中心の独自の視点からユニークな見解を見せるトム・デマルコが、各方面で話題を呼んだ『ピープルウェア』でのパートナー、ティモシー・リスターと再びタッグを組んだ。今回のテーマは「リスク管理」。昨今のシステムの大型トラブルを持ち出すまでもなく、リスク管理の重要性はさまざまな方面で説かれてきた。しかし、「リスク管理」とは具体的にはどういうことを指すのだろうか。本書はその定義を明確にし、予測できないリスクを数値化する手法を紹介する。リスクを避けるのではなくリスクをとることによってしか、ライバルとの競争で優位に立つことはできないのである。<p> &nbsp;&nbsp;&nbsp;デマルコは、リスク管理を「リスク管理は大人のプロジェクト管理だ」(第2章)の一言で定義している。子どもは都合の悪いことを知らなくてもよいが、起こりうる悪い事態を認識し、それに備えるのが大人である。それこそまさにリスク管理であるということだ、と。プロジェクトにとって望ましくないリスクを半ば無意識に葬ってしまうことや、「間違えるのはかまわないが、不確かなのはだめだ。」(第6章)とする旧来的な企業文化は厳然として存在するが、デマルコは、「バラ色のシナリオだけを考え、それをプロジェクトの計画に織り込むのは、子どもっぽいとしか言いようがない。」(第2章)と言い切る。<p> &nbsp;&nbsp;&nbsp;とはいうものの、やはりリスク管理は難問だ。なぜなら、わからないものを数量化しなければならないからだ。本書では、数学的だが難解ではないグラフを用いて不確定性を具体的な数値に置き換えることで、不確定要素を有限なものとし、コストを最小限にすることを試みる。そして、最終的にはどこまでリスクをとれば価値に見合うのかの論理的な解説がなされる。リスクの正体と予測及び対処方法に関してひとつの指針が打ち出されたという点で、少なくともプロジェクトマネージャの地位にある人は目を通すべき1冊だ。しかし、本当に本書の内容を理解する必要があるのは、プロジェクトマネージャーのさらに上に立つ管理者や経営者かもしれない。(大脇太一)
管理人の書評: 僕はこんな本を読んできた。 はこちらからどうぞ。
| ビジネス・経済 | 金融・経営 | 漫画・アニメ | 文学・評論 | 科学・技術 | 人文・思想 | アート・建築・デザイン | 社会・政治 | ノンフィクション | 新書・文庫 | 旅行ガイド | ホビー・スポーツ | エンターテイメント | タレント写真集 | 歴史・地理 | 医学・薬学 | 資格・検定 | 暮らし・健康・子育て | 語学・辞典 | 参考書・受験 | 子供向け | 楽譜

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理