メメント・モリ みんなこんな本を読んできた メメント・モリ
 
 
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メメント・モリ ( 藤原 新也 )

「眠りは、成仏の日のための練磨のようなもの」<BR>巧みな短文と著者がファインダーに収めた完全なまでの風景、人、光、灰‥‥<BR>旅好きならば印度放浪、東京漂流、西蔵放浪、これらは読破しておきたい。ぼくにとって藤原ワールドの出発点となった名作。

三島由紀夫がどこかで「人間にはインド周期というものがあって、それを逃すと何ごともなくさまよい、大嫌いになって逃げ帰ってきてしまう。」ということを言っていた。今、その理論を振りかざしてまじめに渉ろうとするものがいれば、時代錯誤というよりほかはない。二十年後、村上龍は、強烈な何かによってアイデンティティを確立できない若者に向かって「今すぐインド行きのチケットをかって、バラナシの公衆ベンジョでハシッシをきめよ」と書いていた。村上のインドはフィクショナルな試みとして面白い。ホントのインドも人間もそうじゃない。<BR>この本には本物がいっぱい詰まっている。

私達が忘れている大切な事を、思い出させてくれる作品です。<BR>人も動物も花も、命あるものすべて同じなんだと。。。<BR>与えられた命を、本能のままに一生懸命生きているんだと。。。<BR>写真も言葉一つ一つ、生きて伝わってきます。<BR>見て、考えるではなくて、心で感じて下さい。

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メメント・モリ書名の『メメント・モリ』とは、「死を想え」という意味で、ヨーロッパ中世末期にさかんに使われたラテン語の宗教用語だ。この本には、著者の短いコメントが付けられた74枚のオールカラー写真が収められ、生の光景に潜む無限の死の様相が極彩色で提示されている。たとえば、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とのコメントがつけられた写真には、荒野に打ち捨てられたヒトの死体を野犬が貪るように食らい、それをカラスが遠巻きにしている光景が写し出されている。また、大河のほとりで遺体の野焼きをしている光景には、「ニンゲンの体の大部分を占める水は、水蒸気となって空に立ち昇る。それは、雨の一部となって誰かの肩に降りかかるかもしれない。何パーセントかの脂肪は土にしたたり、焼け落ちた炭素は土に栄養を与えて、マリーゴールドの花を咲かせ、カリフラワーをそだてるかもしれない」と、少し長めのコメントが付けられている。 <br>もちろん、著者の提示している生と死がヒトに限定されるものではなく、他の生物や山川草木を含む、いわば森羅万象の生死を意味していることは明らかだ。この本に収められたすべての光景とコメントは、私たちの今生の「生」は、生と死が交錯する危ういバランス上で辛うじて生の側に立っているに過ぎないのだ、ということを示唆しているのかもしれない。 <br>著者の藤原新也は1944年生まれ。アジア各地を400日漂白した記録『全東洋街道』で1981年度の毎日文化賞を受賞した。(水戸義継)
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