「波乗り」につづく、主藤氏の著作で、やはり、後半部分にこの本のエッセンスが多くあった。前半は、マックとか吉野家とか、自分の値上げの体験とかで、面白くなく、後半に来てやっと柱を述べるといった感じ。<P>　主藤氏らしく、やはり断定的口調でモノを述べている。相当自信があるのか？実際、これらのことを実行に移そうとすると、難しいことが多すぎる気がします。簡単に値上げといってもなかなか難しいと読者の方は感じるのではないでしょうか？ただ、価格調査については、どの業種もやってみる価値はあると思います。<P>　この値上げ方として、ここまで書いている本は他にはなかなかないので、あとは、実行するかどうかです。ただ、アンケートの方法をもっと詳しく知りたかったです。このアンケートだけでも１冊本が書けるのではないでしょうか？このアンケートを紹介したのは、神田氏ですので、難しいかもしれませんが。実行した方の成功、失敗も興味あります。

書評を読むとなりふりかまわぬ人のようだが内容は普通にまっとう。神田さん編集なので確かに神田さんの本を読んだ人は不満を持つのかもしれないが個人的には書評で書かれているほど悪くはないと思った。