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競争戦略論 (1) ( マイケル・E・ポーター 竹内 弘高 )

国内で読むことができる戦略論にポーター氏の名前を<BR>良く見かけるが、ほとんどが氏の考えを応用している<BR>に過ぎないことがこの本を読めば分かる。<P>私も事業をやっているが、本気でその事業で勝ち抜こうと<BR>考えたとき、確かに氏の考えで整理して行けばかなり<BR>の確率で正しい答えに結びつくことが分かる。

彼の実質的な地位を確立した『競争の戦略』や『競争優位の戦略』は、古典ながら現在でも経営に携わる人の必須的扱いを受けています。しかし、日本人は彼の主張を真に受けてしまいすぎる傾向があるとよく言われています。確かにポーターの主張は素晴らしいものがあります。PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の欠点を指摘したり、バリューチェーンという新しい概念を提唱したり、5つの競争要因を証明したりと、彼の功績は強調してもしすぎることはないでしょう。しかし彼も神ではありません。戦略というものが彼一人でカバーできるものでもありません。そんなところから「ポーター批判」を主張する人も増えています。そんな中本書が出版されたので、ポーター自身による「ポーター批判」への!戦状として本書を読んでみたのですが、本書では「ポーター批判」を払拭できそうにはないです。まずインパクトといて『競争の戦略』を超えるものではないということ。彼なりに現状を捉えて彼の理論の現実応用可能性を示唆して入るのですが、ただそれだけです。彼は異常とも言える分析主義者で知られていますが、それも行き過ぎると現実との壁を感じてしまいます。また、「自分こそが正しい」という姿勢がところどころで見受けられるのもマイナスです。『競争の戦略』以降、様々な戦略論が展開されてきました。もはや彼も論客の一人でしかないのです。その意味では本書の前に『戦略サファリ』(ヘンリー・ミンツバーグ著)で戦略論の全体像をつかんでおくのも良いかもしれませんし、ポーターの理論を第三者が論!評しているものを読んでおくのも良いかもしれません。とにかく本書はいい本ですが、その説得力がゆえに、読めば読むほど「ポーター依存症」になりかねません。距離をとって読むためにも戦略=ポーターという視点をとらないようバランスをとることが必要だと思います。

市場において企業がどのようなポジショニングを確立するのか、<BR>それが最も重要な企業戦略だとポーター氏は考えています。<BR>そのためにはなんでもやるコングロマリット的経営を行うのではなく、<BR>しないところをしないと言う資源投入が型の経営が必要だと説いています。<P>一時期のリストラクチャリングブームで事業売却などがブーム化してしまいましたが、現在ですらもコアとなる事業セグメントを明確化するという意味では資源の集中投下と言うポーター氏の考え方は通用すると思います。

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