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小澤征爾大研究 ( 沢木 耕太郎 武満 徹 島田 雅彦 )

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小澤征爾大研究&nbsp;&nbsp;&nbsp;沢木耕太郎、黛敏郎、林光、レナード・バーンスタイン、島田雅彦、実相寺昭雄、石原慎太郎といった豪華な執筆陣による小澤征爾についての寄稿は、みな読みごたえがある。今は亡き優れた音楽評論家秋山邦晴と小澤とのシェーンベルク「モーゼとアロン」をめぐる対談も、秋山の歴史的文脈を常に意識した引き締まった論旨と、小澤の率直で直観的なキャラクターとの違和感がおもしろい。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;それらの中でもとりわけ興味深いのは、武満徹による短い小澤征爾論である。「私は私の音楽をあれほど楽しげに演奏した指揮者を知らない。(中略)私にとっては、音楽の音たちが、私という卑小なものからときはなたれることが、いつの場合でものぞましかった。音楽という名詞を、生き生きとした動詞に変える仕事が“指揮”というものではないか。と、その時、小澤の演奏を聴きながら私は思った。そして、そうした指揮者の前で、はじめてオーケストラは人間的な器官となるだろう」。これほど、小澤の本質、そして指揮者という存在の役割を、短くそして心を打つ言葉で突いた例はないだろう。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;また、三島由紀夫がのこした、若い小澤をボイコットした「N響事件」に対して小澤を激励しようという趣旨の演奏会についての一文(1963年1月)が収録されているが、これも興味津々たる読み物である。ここで三島は「彼をあの事件で窮地に追いやったいやらしい日本的温情主義やゲマインシャフト(共同体)的解決の基盤」は、小澤を応援する「今夜の美しい拍手喝采の寄って来る基盤」と共通のものであり、芸術家として小澤が今後「警戒すべきことは正にそれである」と鋭い指摘を行っている。「日本のよさもわるさも、底の底まで味わいつくした」小澤への三島の熱いシンパシーを知るだけでも、一読の価値があるだろう。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は1990年に編纂されたものの新装版であり、90年以降の小澤のさらなる躍進については、残念ながら触れられていない。しかし小澤の音楽、そして人間としての原点を知るにはうってつけの1冊である。(林田直樹)
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