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刑事訴訟法 ( 田口 守一 )

刑事訴訟法の基本書として最適。<BR>多くの大学や司法試験予備校でテキストとして採用されている。<P> 理論的な説明が明快で、かつ簡潔。判例・学説の対立点においても、判例若しくは通説寄りの中庸的な立場に立っており、安心して読み込める。<P> はしがきに「理論的な問題に関する叙述に相当のスペースを割いた」と書かれているとおり、いわゆる重要論点の説明も比較的丁寧でありながら、その割には全体のボリュームが程良く抑えられている。枝葉の詳細な議論を思い切ってカットしているのか、必要な部分の説明は詳しく、その他の部分は簡潔で、簡にして要。理想的な厚さとなっている。分厚い基本書のように繰り返し読み込む時間がなくて苦労するような心配はない。<BR> 理論的な立場、記述のボリューム説明の詳細さのレベルともバランスが良く、基本書としておすすめ。<P> なお初版は1996年に出されているが、本書は2001年の改訂版。犯罪被害者救済に係る法改正や通信傍受法の施行、少年法の改正を踏まえており、最新判例も織り込んでいるので、安心して使用できる。

法学の概説書にはスタイルによって1「小説型」と2「レジュメの延長型」と3「辞書型」があると思う.1は特徴ある文体で読み物のように面白く読める,内田貴『民法』シリーズのようなタイプ.2は文字通りレジュメを文章のカタチに直したようなタイプ.3は詳細で何でも載っている分厚いもので,前田庸『会社法入門』のようなタイプ.主要論点をそつなく拾い,とりあえずでも大体の事柄に万遍無く触れる手堅い本書は2のタイプだと私は思う.<P>刑事訴訟法はある意味「政治的」な分野で,著者の国家観・権力観・司法官憲の捉え方が割と鮮明に著作の記述に反映しやすい.特に「捜査」論においてこの対立は顕著だ.例えば「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律」を「通信傍受法」と略すか「盗聴法」と略!!かでその人の政治的立場も推測できようというものだ.<P>本書はほとんどの論点で中庸的立場の解釈を採る.<P>要するに本書は叙述スタイルも解釈論も穏健で堅実な良書だ(逆に言えば「刺激」が少なく淡々とした叙述である.そこだけ残念).さすがに予備知識無しでいきなり読むと難しいと感じるかもしれないが,総合的に見て学生向けの教科書としては最適な一冊ではないかと思う.分量的にも,厚過ぎず薄過ぎずである.<P>余談になるが著者の田口教授は温厚で誠実な人柄で,尊敬に値する教授の一人だと個人的にも思う.特に学生諸氏は,もしナマで話を聞くことができる機会があったら是非逃さないで欲しい.きっと著者の人柄と熱意に打たれ,法学への志を新たにすることができるだろう.

早稲田大の教授で司法試験員ということからいっても無視できない本です。また、刑事訴訟法という学科は裁判の流れを中軸とする学科なので、まず流れをつかむことが要です。この本は他のものと比べても簡略で薄い体裁から分かるように細かい学説の論争に入り込むことなく、手続きの流れを中心にかかれています。この本で幹を作って、判例百選あたりで争点を纏めるというのが効率的な勉強方法かと思います。

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