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華氏四五一度 ( レイ・ブラッドベリ 宇野 利泰 )

書物を読むことは罪悪である。発見されると、本とともに人間までもが焼却される。異様な未来世界の物語。しかし、ブラッドベリの詩人としての透視力は、約50年前に書かれた小説の紙背から、現在を透視している。情報化社会に生きる私たちは、携帯電話とゲームによって、書物とそれを読む人々を、日本から静かに確実に消却しているのではないだろうか?ふと気が付くと、近所の新刊書店は閉店し、新古書店の棚は、がら空きになっている日が、来ているのかもしれない。

一気に一晩で読んでしまった。その世界、ストーリーに引き込まれます。<BR>昔のSFなので極端な未来予想の世界ですが、今の時代と比較した時そのリアルさには笑えないものがある。文庫本の解説にあるように、この小説が映画化されてしまったこと自体、ブラッドベリにとっては大きな皮肉かもしれない。

「文化」が禁忌の対象となった未来を描いた小説です。主人公のガイはファイアマンですが、火を消すことではなく、本を所持している人の家を焼くことが彼の仕事です。ブラッドベリらしい技巧的で詩的な文章によってペシミスティックな未来像が語られています。この小説は50年前に書かれたものですが、現在の社会を描いているかのような描写があ時折あって、はっとさせられます。

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