最初は古代ローマの英雄カエサルの名に惹かれて手に取ったこの本ですが、読み始めると主人公のガリア王ウェルキンゲトリクスに夢中になってしまいました。彼は豪胆な性格でガリアの若者たちの人望厚い若きガリア王。一方のカエサルは上官ポンペイウスを越えられず悩む、サエない中年将軍。そのカエサルがガリア遠征にやって来て…。両者の戦闘シーンでは思わずガリア軍を応援してしまうこと請け合いです。