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言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか ( 酒井 邦嘉 )

言語と脳の関連については、現代人ならほとんど誰しも密接な関連があることを認めざるを得ないでろう。それなのに、この話題について専門外の読者も気軽に手に取れるような日本語の入門書で、読むに値するものは残念ながらまだきわめて少ない。本書は、言語・脳・心理・人間等々に興味のある方々皆にぜひ手に取っていただきたい好著といえる。すでにある程度の専門的知識のある方にとっては、やや物足りないと感じられる部分も多々あるだろうが、要するに言語と脳の問題について、専門家が期待するほどには一般にはまだほとんど何も知られていない、ということなのであろう。また、本書が基本的枠組みとして採用している生成文法理論に対して批判的な人々からは、どうせまた「科学的でない」とか「学問と!して未熟である」とか「理論的偏重だ」とか「検証可能性が充分でない」等々というお決まりの批判が寄せられることであろうが、懲りもせずにそのような批判を得意になって続けている人たちこそ、本気で言語に関する具体的な諸問題を解こうとする気があるのかどうか、もう一度頭を冷やしてじっくり反省していただきたい。ともかく、そのような筋違いの余計な偏見のない大多数の一般読者にとっては、すばらしく貴重な本であると言い切りたい。

人間の脳ってとっても不思議なんだね。私も一般読者だから難しいことはわからないんだけれど、この本からこれだけはよーくわかった。悩みに悩んで理系を選んだんだけど、この本をもっと早く読んでたら、あまり悩まなかったんじゃないかと思う。文系のなかでは心理学系の言語学も面白そうだと思ったことがあるけど、この本の内容とはむしろ正反対の立場だということがやっとわかった。この本の鋭いところは、アメリカの研究だろうが何だろうが、科学的じゃないってことは思いっきり批判していること。なかなか勇気のいることだよね。特に、チンパンジーの言語訓練や、手話の話が面白かった。

言語学の大家N.チョムスキーの生成文法理論の思想に触れ、さらに脳科学の見地から証拠付けをしていくという分かりやすい専門書である。<BR>脳科学だけでなく、哲学、心理学、さらにはダーウィンの進化の法則まで飛び出して、視点は多岐に渡るので自分の興味深いところから読み始めると良い。<P>脳の機能などについては専門的な知識がないためにややついていけない部分があるものの、それがすべてではないので、極端な話し読まなくとも問題はないだろう。むしろ、人工知能、手話、言語障害の症例など一般向けに読み応えのあるものが多い。<P>最も驚いたのは手話についての知識。はじめ、この本を読み始めたのも手話についての言語学的な視点が出ていたからだ。手話の一般販売用テキストなどでは言語としての側面がないがしろにされているか、あるいは大きな誤解に基づいているものが多いが、著者の言語学的なアプローチの視点には好感が持てた。

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