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仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 ( 玄田 有史 )

玄田氏は、日本における気鋭の若手労働経済学者だと目されていらっしゃいますが、この本は一般向けに分かりやすく、現在の日本の労働市場における問題点を指摘、かつ解決のために必要なことを説明しておられます。マスコミなどがセンショーナルに中高年のリストラ問題を採り上げるのとは対照的に、データが教えるのは若年層の失業こそが大きな問題であるということです。社会学者などは若年層の雇用を失業とはみなさずに、自主的に「フリーター」というモラトリアムを選んでいると解釈する人も多いです。しかし、この本では、中高年が既得権益層となり、自らの雇用と守る一方で、若年層にしわ寄せが及んでいるという事実を、明快に示しています。中高年の方々に読んで欲しい一冊でしょう。

世の中の失業問題の取り上げられ方は、漠然としていて<BR>しかも偏っている。そんな中に曖昧な不安は生まれて来るんだと思う。<BR>曖昧な不安では改善は出来ない。この本は、あなたが労働問題の中で<BR>感じている曖昧な不安を、くっきりさせることが出来る。<BR>それが不安改善への第1歩なのではないでしょうか?

本書については村上龍氏のメールマガジンで知った。筆者が指摘する45歳以上の大卒中高年の失業不安はあまり起こっていなく、新卒者の採用減が顕著にみられる、会社の中で多数の高給取りの中高年の存在は少数の若年社員や派遣社員・アルバイト社員の低給与、長時間労働によって支えられているという指摘は昭和40年以降に生まれたものは共感を覚えるだろう。数で勝る団塊の世代も50代に入り会社や公的団体、マスコミなどで意思決定者になる者も増えるだろうが、彼らの発言には要注意である。自分たちの既得権を守るために都合のよい論理を振りかざしていないか、私たちは自分で考えなければならない。そのためには筆者がいうように「自分が自分のボスになる」気概と覚悟が必要だ。私たちは、団塊の世代!!に奉仕するために生まれてきたのではない。

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