初めて買った井川遥の写真集なのですが、彼女の清楚なイメージとは違って、意外と肉感的なスタイルに驚きました。それに、水しぶきを浴びた濡れた顔や水着姿が多いのも彼女の笑顔に合っていて（？）瑞々しさを感じます。泥水につかったり、滝に打たれたり、とにかく最初から最後まで水浸しです。全体的に水着の色や、土とか葉っぱの色、それに水を弾く白い肌の色が、写真の中でバランスよく溶け込んでいるように思います。見ていて飽きない写真ですね。

井川さんは、カメラをじっと見つめると、まるで小学生くらいの女の子みたいだ、と思う。<BR>「月刊井川遥」にヤラレてしまった人たちは、この写真集に物足りなさを感じるかもしれないけれど、彼女の今にいちばん近いのは、明らかにこの本だと思う。<BR>単純に美しい。バリの滝水と溶け合って、とても瑞々しい。<P>今の井川遥でなければ、また、彼女でなければ、こんな写真は撮れないし、２５才の色気がある。<BR>と同時に、ふっとカメラを見つめると、あどけない、ちょっと泣き出しそうなちいさな女の子になってしまうのだから、ほんと、不思議な魅力の女の人だと思う。<BR>できれば、袋とじやポスターはいらないから、価格はいつも通りがよかった気もするけれど・・<P>でも、やっぱり彼女の集大成の一冊だと思います。