ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり みんなこんな本を読んできた ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり
 
 
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ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり ( 塩野 七生 )

ローマ帝国の歴史「ローマ人の物語」第11巻。哲人皇帝と呼ばれるマルクス・アウレリウスから、コモドゥス、在位80日、30日、という展開が繰り広げられる内乱の時代に登場するペルティナクス、ディディウス・ユリアヌス、クロディウス・アルビヌス、ペシェンニウス・ニゲル、セプティミウス・セヴェルス(カラカラ大浴場で名を知られるカラカラ帝の父)までの時代を取り上げる。安定、平和に酔いしれるあまりに気づかない帝国周辺の変化、不穏な空気。空気も情報も自らの足を運ばねばつかみきれないもの。変化をいち早く読み取り、対処していくことがどれだけ人間自身の国の、帝国の存命を伸ばすことか。常に危機感をもち、時に冷徹で、時に寛容ですばやく行動を起こせるか、今の日本の政治にもヒン㡊??を与えうる要素がふんだんにもりこまれている。<BR>平易な文章で、社会を経済を、政治を解説。いきいきと古代の人物が目の前に現れそうな語りの展開である。

全15巻からなるローマ帝国史の11巻。哲人皇帝として著名なマルクス・アウレリウスからセプティミウス・セヴェルスまでの時代を扱っています。本巻から、大帝国に陰りが見え始める有様が多角的に示されており、前巻までにも増して現代日本人の興味を惹く内容になっていると思います。著者独特の人物評も興味深く、時代の異なる様々な人物との対比も光っています。大部の本ですが、全巻を読まなくても楽しめると思いますので、本巻から入っても良いでしょう。

私の考える良書の条件として、①新たな知識・視点が得られること、②論理の流れに破綻及び過不足がないこと等があります。<BR>塩野七生さんの著書は、「緋色のヴェネツィア」から始まる小説仕立ての三部作、映画を題材としたエッセイ「人びとのかたち」から、ルネッサンスものや本書シリーズまで、ほとんどの作品がその条件を充たしすぎるほど充たしています。<P>本書は、購入時の期待感、読後の満足感とも完璧でした。

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ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり
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