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 |  | ローマ人の物語〈8〉― 危機と克服
     (
         塩野 七生
      ) 
皇帝ネロの後、当面の混乱期はあったものの、適切なリーダーをかつぎ出して、事態を収拾したローマ人。強いリーダーシップをとれるトップがいず、国民がしらけている混乱期の状況は、今の日本と非常に似ています。ここで、日本がヴェシパシアヌスのような皇帝を見つけて、五賢帝の時代へ突入できるか・・。いくら機能していないとはいえ、適切なリーダーを探しだせる能力は日本の国会よりも、ローマの元老院の方が高かったのでしょう。<P>塩野さんの作品は、小説としてのおもしろさに加え、作家の目でさまざまな古文書・資料を研究しして、私たちにもわかりやすいように歴史の説明がされています。客観的なようでいながら、著者の思い入れが各地に散りばめられいる(このシリーズの4巻・5巻、カエサルの記!述を読めばほとんど恋愛感情に近い思いで記述されてます・・)ところが、同じ女性として歴史小説をおもしろく読めるところでしょう。 
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