ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)    新潮文庫 みんなこんな本を読んできた ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫
 
 
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ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫 ( 塩野 七生 )

私に歴史の面白さを腹に落とさしめた一冊。歴史というのがこれほど智慧の宝庫であるとは!<P>余談であるが、このシリーズのタイトル「ローマ人の物語」、「res gestae populi romani」が、私にラテン語を勉強するきっかけも与えてくれた。入門書を読み、ラテン語のテープを聞き、問題集を解くという学生の頃の喜びを再度実感している。そして、ラテン語をすこしかじっただけでも、さらにこのシリーズを深く味わえるように思う。<P>深く長い物語の幕開けになりそうだ。

いままで歴史を少しは「知って」いるつもりになっていたけれど、例えてみればそれは繊細な細密画を、<BR>太いクレヨンでなぞっていたようなものだったと<BR>気づかされた。それも意味もわからず、テストに出るぞーなどと言われながらおーざっぱに。<BR>本書は、これから長い時を刻むローマ帝国の、まさに誕生の時を記した本だ。<P>いわゆる歴史書なのだけれど、これが文句無く面白く、また分かり易い。<BR>たぶん、膨大な資料を参考にしながら、最も分かり易くしかも自分の<BR>意図が伝わるようにと著者が苦心した結果なのだろう。<BR>そして臨場感がある。小説家としての本領発揮ということなのか、<BR>学校の教科書ではけっして感じられないような<P>当時のローマ市民の息吹のようなものが感じられる。<P>これを読まなきゃ人生損しちゃうような一冊。

ローマの建国とその伝説、ローマの王政時代、共和政への移行を中心に描かれ<BR>る、ローマ人の物語シリーズ第一弾。ローマを語るときに欠かせないものと<BR>して、ギリシャ史も入っている。<BR>ハードカバーも立派な装丁で良いが、文庫版はとても字が大きくて非常に読み<BR>やすい。薄いのですぐ読める。<P>王を世襲ではなくてまるでダライ・ラマの如く抜擢したり、移民を歓迎した<BR>り、市民の集会をもったり・・・と例を挙げればきりがないが、古代から、<BR>人々がより良くより強い国家を形成するために実にさまざまな方策を模索して<BR>きたことがわかって興味深い。今の時代からみても、学ぶべきことは多い。<P>政治家も愛読しているというが、是非、よりよい政治のありかたを汲みとって<BR>欲しいものである。<B!R>世界史好きな人におすすめ。学校の歴史でカタカナの人名が嫌だったという<BR>人には不向きかもしれない。

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