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まだ見ぬホテルへ ( 稲葉 なおと )

建築プロデューサーの目と足で体験した外国の一流ホテルのたたずまいをショートエッセイとして紹介しています。雑誌の連載を、文庫化に際して趣のある写真と共にまとめた本です。海外の優雅な滞在を追体験できる、貴重な本です。<P>普通、旅好きの人が書くエッセイって自分本位でつまらないエピソードの羅列が多いものですが、このホテルエッセイは違います。まず、長さが程良い短さ。文章がひとりよがりでなく、まるで友人に語るようにゆったりと簡潔でわかりやすい。内容も、夢のようなホテルでありながら、必ず著者の慌てたところ、ほっと感動したところ、失敗して青くなったところ…など、オチが用意されていて最後ににやっと笑えます。そして、まるでその場にいるかのように目に浮かんでくる外国の風景と、空気。ホテルのロビーや部屋の雰囲気、ホテルマンの息吹が感じられる描写。実にいろんな国に旅をされているけど、読み終わった時には、まるで私までもがそれらの国を全部訪れてしまったかのような錯覚に陥るほどです。それも一生無理な高級ホテルに。<BR>評判のホテルに泊まることを目的とした旅は、大人ならではの格別の楽しみでしょう。観光地を見るという以外に、何か一つ自分だけのオリジナルテーマを持って、これからあちこちの外国へ行ってみたい、と思わせられた本でした。できれば外国でこの文庫本を持って、ホテルのプールサイドでのんびり読書するような旅を…。

 読みながら、悠久の彼方へ連れてれて行かれた気分になる。自分は一生泊まることのないであろうホテルに滞在することも、この本の中では実現するのだ。<P> ホテル。この甘い響き。それが海外となれば、なお更焦がれる思いがつのる。この本はその欲求を十分満たしてくれるのだ。ホテルは芸術作品である。ホテルひとつひとつ及びその周辺は街である。ページをめくっていくと、そんな思いに駆られる。写真だけでも購入の価値大の本書。著者の建築家ならではの知識と経験がそこはかとなく感じられる文章に引き込まれ、つい旅行の計画を立てたくなるだろう。否、著者は建築家としてだけではなく、一旅行者としての視点からもこの滞在記を記しているのだ。海外のホテルに滞在するのであれば、そういった人々に!会うだろう、そういった事にも遭遇するだろう。納得できる著者の体験。それらがホテルに一層親しみと尊厳を感じさせてくれるのだ。<P> 旅行そのものよりも、ホテルに泊まることを目的とする。やはりそんな贅沢な旅をしてもいいのだ。本書を読むと、そんな勇気(!)が沸いてくる。ただし、著者のようにハプニングをも楽しむ余裕が必要だと実感するが。<P> 悠久の彼方から現実に戻った時の軽い失望感。それがまたホテルへの憧れをつのらせる。その時はまたこの本に戻ればいい。ホテルはいつでも読者を迎えてくれるのだから。

ホテルものを書くときは筆者は読者を日常から離れた世界へ連れて行き、なおかつホテルに花を持たす、ということが義務だと思います。その点この本は、写真はまだみられるもののエッセイ(というか作文)の出来にばらつきがあります。きれいなホテルの写真をみながら、どうして彼の下着の洗濯の話やカメラを隠しもってもっこりとした股間、という話をよまされなけらばならないのか、がっかりしました。肝心なホテルの説明ものらりくらりで、最後に小さな字で書かれているだけ。ホテルという言葉をタイトルに持って来て本当にいいの?という本です。主人公はホテルではなくあくまでも筆者です。

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