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ぼくんち ( 西原 理恵子 )

単行本(全3巻)はオールカラーですが、その全話を白黒でまとめたお得版。<BR>カラー書き下ろしの新作も4Pほど収録されています。<BR>生きていく強さにあふれた作品。

ゴミ溜めのような町で、三人の姉弟が中心となって、必死に(という表現はあまり似合わないかな。)生きていくお話です。<BR>私はかの子お姉さんが一番好き。<BR>悲しいこともツライことも人一倍経験してるんだけど、笑う。泣いても、笑う。名前のとおり、神の子のような人だと思う。<P>もちろん、一生懸命生きているのはお姉さんだけでなくこの本の登場人物はほとんどそうなのですが、このお姉さんが居るだけで、この冷静に読めばどうしようもなく暗く惨めな話ばかりの本は、明るく前向きなものになっています。

姉と二人の弟が、どうしようもない運命の中で懸命に生きる物語です。3人ともお母さんは同じなのですが出生の話が凄いんですね。お母さんがいなくなって、家もなくなってしまいますが、姉が二人の弟の面倒を見ます。姉はピンクサロンで働きながら、男に捨てられながら、弟達をかわいがります。おねえちゃんがやさしくて屈託がないのが救われます。弟達は住めなくなった「ぼくんち」を取り戻そうと考えているのですが、現実はそんなに甘くはありませんでした。ある日、姉は人の住んでいない家で夕飯を作って皆で食べます。そのまま家に火をつけて燃やしてしまいます。そして皆はバラバラに。別れ際。彼女たちの拘わる同じような境遇の人達が出てきて、印象的です。<P>西原さんらしい毒の入った長編もの。読み応え十分ですね。

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