犬と鬼―知られざる日本の肖像 みんなこんな本を読んできた 犬と鬼―知られざる日本の肖像
 
 
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犬と鬼―知られざる日本の肖像 ( アレックス カー Alex Kerr )

「官僚はオンのボタンは押せてもオフのボタンは押せない仕組みになっている。」オンのボタンを押すことが住民の幸せにつながり、予算もつくこのシステムのおかげでどんどん美しい日本を切り崩していく。<P>外国人からみた厳しい日本の現実に目を向け 一度素直に見直すことは我々日本人にとって本当に必要なことではないだろうか。本書は教育や文化環境、経済 多岐にわたって日本のおかれた問題を指摘している。現在進行形の現実をこの本を読んで改めて衝撃を受けた。

I've lived in rural Japan for seven years and perhaps I have grown too accustomed to the things I see everyday. Reading this book was like taking off a blindfold. Why are ALL the rivers here lined with concrete? Where are the natural forests? (there is nothing but cedar here - growing in perfect but unnatural rows) Why is the interest rate at my bank the lowest in the world? And why does nobody seem to care?.... Now I know. Thank you, Alex Kerr.

環境、経済の問題から漫画まで、日本を愛するKerr氏は現代の日本を<BR>屈しなく分析していきます。日本人でも「それは変だよ、日本」と思うぐらい<BR>事実がドンドン出てきます。是非呼んでください。

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犬と鬼―知られざる日本の肖像&nbsp;&nbsp;&nbsp;日本で育ち、日本をこよなく愛するアメリカ人である著者が、怒りと悲しみを込めて現代日本の病理を暴く。破壊される自然環境、ちぐはぐな都市建築、日本の魂を崩壊させる官僚政治。慢性的に進行する日本の「文化の病」を、丹念に掘り起こしてわれわれ日本人に突きつける、衝撃の1冊。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;コンクリートで固められダムになる美しい山河や、全長の55%もがブロックやテトラポッドで覆われている海岸。不法投棄の産業廃棄物の山と、そこから流れ出すダイオキシン。電線が空中を走り、けばけばしい広告看板をつけたビルがごちゃごちゃと建ち並ぶ街なみ。そして、全国に増え続ける多目的ホール、テーマパーク、人工島、高速道路などの無意味なモニュメント。こんな光景を美しいと思っている日本人はひとりもいないだろう。なぜこんなものを作ったのか、なぜこんな国になってしまったのかと著者に問われるのは、まったくお恥ずかしい限りである。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者がその原因として指摘するのは、責任が不明瞭なまま機能してしまう行政システムと、その根本にある日本独特の官僚制度である。外国人の視点で見ると、日本の官僚制度の奇異さがよくわかる。天下りで個人的な利益を得る、特殊法人の運営で省庁が潤う、族議員とパイプを作り政界とも通じる。この馴れあいシステムによって、多額の公金が本当に必要なところには施されず、官僚にメリットを与えるところに注がれる。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;自分たちに従順におとなしく従う国民を、都合よく作りだす教育システムまで官僚は作ったのだと著者は言う。子どもたちは足並みそろえて行動することを強要される。がんばることは美徳と教えられるが、これはひどい環境でも耐え忍べということだ。教育制度不信から子どもの塾通いが増え、子どもはいつも忙しくてがんじがらめになる。そしてその後の大学生活で、成績など問われず無為に遊んで過ごせば、分析的な思考法や独創的な発想能力、自然環境に対する愛情などを持たない骨抜きの腑抜けができあがるのは当然だ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;韓非子の故事から取ったというタイトルは、抜本的な解決が難しい日本の諸問題を「上手に本物らしく描くのが難しい犬」にたとえ、日本で行われている数々の無意味な施策を「どうとでも描ける想像物である鬼」にたとえて付けられている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;外国人が日本に対して何かを要求するのはおかしいという信念から、本書には「日本はこうすべきである」という表現はいっさいない。が、1900年代前半の、大日本帝国の拡大とその後の悲劇的結末へのプロセスと同じ道筋を、今また日本はたどっているという著者の警告を、われわれは真摯に受けとめるべきだろう。(篠田なぎさ)
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