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哲学の謎 ( 野矢 茂樹 )

 日本人の哲学者にしては―といっては失礼だが―まとまっていて、哲学の基本的問題を分かりやすく説明している。哲学初学者には近代西洋思想の古典を読み前に、まずこの本を読んでみるのも良い。現代的な対話形式なので、「自分はどうかな?」と考えながら、読み進んでみては。

2人の人物がそれぞれのテーマについて議論していくという対話形式で、とても読みやすい。各章のタイトルは「意識・実在・他者」「記憶と過去」「時の流れ」「私的体験」「経験と知」「規範の生成」「意味の在りか」「行為と意志」「自由」。例えば、「記憶と過去」の章では、「5分前に世界が創造された」という仮説が紹介される。これをお読みの方も、とんでもなくインチキなものだと思うことかもしれないが、この仮説がいかに反駁困難なものかが、2人の対話によって明らかにされることに驚くことだろう。そうして一体何が「正しい」記憶なのか、過去とは一体何なのかに話は進んでいく。もちろん「解答」が示されているわけではない。他の章も、私たちが日常当たり前に思っている用語や考え方が、いかに当た!り前なものでないのかが解き明かされていく。こうして、2人の問答にうなずいたり、疑ったりしてみることによって、「哲学する」態度が身に付いていくことが実感できるはずだ。

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