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ベロニカは死ぬことにした ( パウロ コエーリョ Paulo Coelho 江口 研一 )

検索してこの本にあたった方の中には,一度は死を考えた覚えのある方もいるのではないだろうか。<BR>それに対する各人の答えはその人なりに異なるだろう。<BR>しかしまだ答えの出ていない人にささげる本である。<BR>ただし断っておくと,この本に答えは書いてない。書いてあるのは,答えを探すための処方箋である。<P>死を考えるのは,結して生に背くことではない。むしろ,体が生きているという事実だけにだまされたくないという魂の声である。耳をふさがず,自分の本当の気持ちに気づいてほしい。<BR>生きることに,この世にあることにタブーはない。そんな,実はあたりまえのことを思い出させてくれる一冊である。

この本に対する感想は、読者の置かれている心理状態によって大きく左右されるだろう。<BR>現在進行形の恋愛の渦中にある人には、とっておきの恋愛小説として。そして日々の生活に疲れた人には、希望を与えるファンタジーとして。短い小説ながら、その時の心理状態で様々な輝きを見せる作品です。<P>そしてもっと大きな意味で言うと、年間自殺者3万人を超える自殺大国日本(日本よりも人口の多い先進国アメリカをも超える自殺者を出している事実)に暮らす、私たちに対する自殺問題に対する一つの回答として読む事も可能です。<P>コエーリョの他の作品同様に、人が生きていく為に必要なものは何なのか?これがコエーリョのテーマですが、愛だけでなく、家族愛だけでなく、豊かな生活を営む私たちに一番必要と!されるものは何かを教えてくれる小説です。<P>作品内にも豊かな(世界の他の国々と相対的に比較して)日本に触れているくだりがありますが、他のコエーリョの作品と切り離して読むとよいと思いました。<BR>特に多忙なビジネスマンにお奨めです。

若くて、きれいで、恋人もいるし、仕事もあり、両親の愛も足りているのに、死を決意する主人公。運び込まれた精神病院で、あと数日の命という宣告を受け、自分のこころをみつめていく。<P>ひとはみんなオリジナルな存在であり、それぞれどこかヘンなのだ。でも、いろいろなものに適応しようとするうちに、何か大切なものを抑圧してしまうのかもしれない。この小説の中の精神病患者は抑圧された何かを持ち、それに耐えられずに逃避してしまった「ふつう」の人たちであるように思う。ベロニカは、自分が知らない間に抑圧していたものの存在を認め、死が迫る中、自分のこころにしたがって生きようとする。自分のこころに忠実に生きることが、生きることであり、そうでなければ、体が生きているだけで、死んでいるのと一緒なのかもしれない。<P>命に期限が迫っていることに気づいて、ベロニカはこころのままに生きようとする。でも、実はすべての人の命に期限があるのであり、良く生きるにはこころのままに生きるしかない。(時として、勇気のいることだが。)<BR>エンディングも暗いものではなく、とにかく、パウロ・コエーリョの他の作品と同様、生きる勇気を鼓舞するメッセージに溢れた作品である。

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