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動物農場 ( ジョージ・オーウェル 高畠 文夫 George Orwell )

逆説的な表現ですが、この作品は動物社会を描いているので、人間社会の仕組みやその矛盾が手に取るように分かります。共産主義が最終的に陥る結末を見事なまでに見せつけています。彼が生きたのが1903-50であったことを考えれば、恐るべき先見性です。またこの時代は植民地主義時代、帝国主義時代だった訳ですが、インドに生まれた彼はこの思想に対する批判も忘れてはいません。風刺作品としては、他に類を見ない傑作だと言えましょう。しかも A Fairy Story と書くだけあって、とても読みやすいです。動物たちがとてもユニークな個性を見せていて、しかも種類ごとに、人間社会での階層が割り当てられていて、人間社会と照合しながら読むことができます。一匹ごとの、人間社会でのモデルも何となくですがわかります。「これはスターリンみたいだな。」「あ、これはチェカ(非常委員会)だな。」と言った感じで。私個人としては高校生から大学生にの人に一番読んで貰いたい本です。私自身もそうなのですが、共産主義の実感がわかない年齢、ソ連崩壊の時に幼稚園や小学校低学年だった年齢の人にです。共産主義の破綻を知ってから歴史を勉強してしまうと、何でその思想に多くの人が走ったか分からなくなってしまいます。共産主義の欠陥もしっかりと学校で教えられてしまいますから。ですが、少なくとも私の父母の時代には、理想的な思想だとして、共産主義を称えた人も、知識人を中心に多くいたそうです。どうして共産主義が生まれたのか、その原点に帰ることで、現代社会の矛盾が、少しですが見えてくる気がします。私の一人よがりなのかもしれませんが・・・・。 大半が原作と同内容のレビューですが、もし高校生から大学生ぐらいの英語が分かるのでしたら、原作も英語として難しくはないので、原作をお薦めします。

率直な感想として面白かった。手に取った時は、変に難しい内容だと嫌だなと思ったけれど、いざ読んでみると大変分かりやすく素直に面白く読めた。解説によると、ナポレオンはスターリンであるとの事だが、ナポレオンのような豚は、いや人はここまで劇的ではないにしても私の身近にもよく居る(多分あなたの近くにも)。立場が変わると(権力を得ると)言動の変わる人。<BR>書かれた時代には重要であったかもしれないが、現代ではナポレオンがスターリンを模している事はあまり重要で無いように思われる。ソ連が無くなった代りにスターリンの超ミニチュア版のような人はそこらへんに結構居るからである。<P>一つ気になったのは、動物の世界でも犬はやっぱり犬でしかない事。ミッキーマウスのプルートもそうだ!けど、ここに出てくるナポレオンに育てられた犬も喋ることはなく唸ったり吠えたりしているだけである。なぜだろう?

豚を先頭に、人間によって虐げられていた農園の動物たちが、平等で自由な世界の構築を目指して反乱を起こし、人間を追放する。しかし権力を手に入れた豚たちはやがてすぐ腐敗し、独裁を始める、そして農園は人間によって支配されていたときよりも更に悲惨な状況になっていくのであった。<P>これは人間を動物に置き換えた形でロシア革命と社会主義全体国家を揶揄し、批判するもので、登場する動物はそれぞれスターリンやトロツキーなどに対応している。また単に社会主義のみを批判するものではなく、滑稽な人間どもを描くことで、資本主義陣営にも冷ややかな視線をオーウェルは投げかけているのである。その登場人物たちの中でも特に、革命初期から冷徹にその成り行きを見つめ、革命後も常に他の動物を醒め!!!目で見つめるロバのインテリ、ベンジャミンがいい味を出している。(勿論ベンジャミンは自分では何もしない)

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