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ビルボの別れの歌―灰色港にて ( J.R.R. トールキン 脇 明子 ポーリン ベインズ )

『指輪物語』のラストに痛切な悲しみを与えるビルボ・フロド・ガンダルフ・<BR>そしてエルフたちの出発。西にある不死の地への旅にさいしてビルボが綴った<BR>とされている詩を絵本にしたものです。<BR>絵を手がけるのはお馴染みポーリン・ベインズ。彼女は『ナルニア国物語』<BR>シリーズの挿絵でも有名。トールキンの『農夫ジャイルズの冒険』の挿絵<P>が、擬似中世風だったことでトールキンの気に入り、以後活躍している画家<BR>です。<BR>フルカラーで『ホビットの冒険』&『指輪物語』の場面が描かれ、とても<BR>きれいな絵本です。<BR>中つ国へ別れをつげる詩には、美しさと悲しさが入り混じっていてとても心<BR>に沁みます。<BR>詩に関しても、英語の原典が最後についているので参照可能です。

絵のポーリン・ベインズは、<BR>ルイス作『ナルニア国ものがたり』や、トールキン作『星をのんだかじや』の挿絵を手掛けた作家です。<P>暖かな秋の風景と、細やかなタッチがこの別れの歌の寂寥感にピッタリで<BR>心にジーンと染み渡りました。<BR>単独の絵本作品としても、本当に素晴らしいものと思います。<P>絵本の構成としては、2つの物語をもとに描かれています。右側は『指輪物語』のラスト、灰色港への出立の場面を描いたモノです。<BR>左側には『ビルボ別れの歌』の詩。<P>そして、面白い事に左右頁の下段には『ホビットの冒険』の様々な名場面が描かれ、まるで灰色港への旅の中で、ビルボ自身が今までの冒険を思い出しているかのようになっています。<P>各イラストに対する本文引用が巻末にあるのも大変親!で良かったです。

 「ナルニア国ものがたり」の挿し絵も手がけたポーリン・ベインズさんのあたたかな絵がすばらしい絵本。(エルロンドがブルーのアイシャドウをしているのにはちょと笑いましたが)BBCのラジオドラマでラストシーンにこのビルボの別れの歌が流れるのですが、その美しい声と、物語の読者も、あの壮大な『指輪物語』の世界との別れもあいまって、涙が出ました。映画でも使われるのかな?<BR> でも、映画のイメージ以外にも自分で物語からたくさんのイメージをふくらませるためにも、ぜひオススメの1冊です。

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ビルボの別れの歌―灰色港にて
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ビルボの別れの歌―灰色港にて